【2019年2月11日号】魂からのメッセージ
おはようございます、れいみんです。
先週のメルマガに、お悔やみと励ましのメッセージをいただき、ありがとうございました。
中には、私が公には発信していない、私自身の過去の心の痛みと重なるような経験をされ、乗り越えていらした方もあり、とても癒されました。
「共感」とは、かくも大きな愛であり、癒しであると、改めて感じています。
ありがとうございました。
さて、人が老いていくことも、親との別れも、いつかはやってくる自然の理(ことわり)ですね。
「子が親を見送るのは親孝行」
と言われますが、父の死に際し、私は密かに、「あれ?」と思うことがありました。
それは、
「なぜ父は私に、夢で知らせてくれなかったのだろう?」
ということです。
私は子供の頃から、今でも、よく予知夢やメッセージ夢を見ます。
祖母や義父が亡くなる前も、
「今すぐ会いに行かなくちゃ!」
と、強く思うような、不思議な夢を見ていました。
そのおかげで、祖母が亡くなる最後の1週間に、まだ幼かった息子を連れて何度か会いに行くことができました。
義父のときも、入院先の病院で熱を出したと電話を受けた夫は、とくに気に留めていなかったのですが、
「今朝、じいじの夢を見たの。今日は会社を休んで!」
と即座に言い、学校にもすぐに電話して息子を早退させました。
前日まで元気だったので、まさか亡くなるとは誰も思っていなかったのですが、肺炎を起こして、あっという間でした。
夢で知らせてくれたおかげで、家族で看取ることができたのです。
でも、父の場合は、夢でなんのお知らせもありませんでした。
私は子供の頃から父が大好きで、父にも可愛がられていたので、
「なんで生きているうちに知らせてくれなかったの?」
と、内心ショックでした。
ただ、亡くなる10日ほど前に2回ほど、虫の知らせがありました。
1回目は、20年来大事に使っていたあるものを、落として割ってしまいました。
2回目は、やはり20年以上使ってきた包丁が、なんと根本からボキッと、折れてしまいました。
ちょうど息子が受験直前で、とてもナーバスになっていたので、てっきり息子のことかと思い、気にかけていました。
その後、父が亡くなり、生前親しくしていた母方の叔母たちが駆けつけてくれて、驚くような話をしてくれたのです。
2人とも、普段は夢など全く見ないのに、ちょうど同じ頃に気になる夢を見たそうです。
姉叔母は、亡くなった母親(私の祖母)と夫が、もう一人の妹叔母は、母親(私の祖母)が出てきたそうです。
姉叔母は、
「私はいつもお母さんや夫に、夢に出てきてほしいと思っていたのに、1回も出てくれなかったのよ。
それが先週初めて、しかも2人揃って出てきたから、なんだろうと思ってたの・・・」
妹叔母も、亡くなった人が夢に出てきたのは初めてだと驚いていました。
私はこの話が気になり、父の葬儀を終えたあともしばらく、考えていました。
そしてなんとなく、こう思いました。
もしかしたら夢でお知らせが行くのは、
「会いにきてほしいけれど、駆けつけるのを遠慮してしまいそうな人」
なのかなあ・・と。
とくに入院中の高齢者の場合、慌てて駆けつけたりすると、かえって不謹慎な気がして躊躇することがありますが、
「これが最後だから、とにかく会いに来て!」
という、魂からのメッセージなのかもしれません。
そう考えると、
「生きる」
って、これといって特別なことはなくても、ふだんから家族や友人と会ったり、連絡を取り合うことなのかなあ・・・、などと、思ったりしました。
「今」を、大切に生きたいですね。